冷え性

特に女性に多い症状で、若いひとから高齢者まで幅広い年齢層にあります。

原因としてはからだ全体の血液循環が悪くなり、血液が運ぶ熱量が減ってしまい、からだが冷えてしまいます。

血液循環を悪くする原因は毛細血管の減少や、むくみ等による静脈血のうっ滞、自律神経の乱れによる血管の収縮、運動不足など、さまざまなものがあります。

特に女性の場合、骨盤内臓器のホルモン生成のバランスが崩れ、自律神経失調になりやすいので、お腹を冷やさないようにすることが大切です。

又、東洋医学では「冷えは万病のもと」と考えられています。

慢性的な冷え性の場合、ほとんどの方がお腹が冷たく硬くなっています。
これは「瘀血(おけつ)」という状態で、お腹の血流が悪くなり特に下半身が冷える方に多く、「瘀血」がある場合は頑固な冷え性で、「瘀血」を改善させることが最重要になります。

これとは別に、足が冷えて頭部が熱くなる、「冷えのぼせ」があります。

この場合は、考え事が多かったり、イライラしたり、目を酷使したりすると、気がからだの上の方に集まり過ぎ、それにつられて血液が誘導されることで上半身が熱くなります。

さらに血液が上半身に流れる事で、下半身の血液量が減少し特に足首から先が冷たくなってしまいます。

(症例)1

むくみからの足の冷え (40代会社員・女性)
最近、足が冷える感じがするとの事で来院。

仕事が接客業の為、1日中ほとんどが立っているとの事。

膝からした全体にむくみがあり、特に足先に冷感ありました。

施術としては、鍼が苦手な方でしたので、ふくらはぎを中心に、お灸と筋膜療法にて施術行い、足が温かくなりました。

むくみは慢性化しているようなので、簡単なふくらはぎの運動をお伝えし予防の為、月に1度の施術を継続しています。

(症例)2

閉経後からの手足の冷え (50代・主婦)
閉経後から少しずつ手足の冷えが強くなってきたとの事で、心配になり来院。

ホルモンの減少による、更年期障害が原因と思われます。

施術は、身体全体を改善していく必要がありますので。自律神経の乱れを改善する鍼灸施術を行いました。特に骨盤内臓器への温熱療法が大切です。
施術後は少し手足が温かくなったとの事ですが、定期的な施術が必要になるのでしばらく通院をして頂いています。

(症例)3

夏場でも足が冷えて困る (30代・OL)
中学生の頃から手と足が冷え、冬になると毎年しもやけができ、就職してからは夏の事務所のエアコンで足が冷えて何とかしたい来院。

からだをチェックしたところ、お腹の硬さが顕著にみられ、瘀血による冷えが考えられます。

治療は瘀血を取り除くために、足厥陰肝経、足太陰脾経を中心に鍼灸施術。

又、遠赤ゴム湯たんぽでお腹をあたため腹部マッサージを行いました。

施術後、からだが温もり肩こりも楽になったの事でした。

自宅では、湯たんぽや貼るカイロなどでお腹を温めるようして頂き、5回程の施術で冷たさを感じなくなったの事で、月に1度の温熱施術を継続しています。

あなたにもできる!
【冷え性改善プログラム】
冷え性治療歴「18年」、多くの女性を改善に導いた
きむら独自の改善プログラムで
『冷え性』にピリオドをうちませんか?