【きむらNEWS】 新型コロナウイルス ①

【きむらNEWS】 新型コロナウイルス ①

まだまだ朝の寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
現在広島県では、コロナPCR検査陽性者がかなり減ってきております。
今後どのような状況になるか予測できませんし、油断も禁物です。

国内では2月11日現在、陽性者数412.015人、死亡者数6.803人、陽性者の1.65%の方がお亡くなりになっています。

現在までにわかっている事や、万が一感染しても重症化を回避すべく、免疫力をあげる方法などお伝えさせていただきます。

【新型コロナで重症化する原因】

第一に免疫力が弱く、「重度の不健康」な状態であることです。また、肥満や高血圧、心臓疾患、糖尿病などの基礎疾患のある方、高齢者で免疫力が極端に弱い方は、重症化リスクが高くなります。

なぜ、重症化するのでしょうか?

それは「サイトカインストーム症候群」という免疫の暴走が起き、重度な肺炎を引き起こすからだとわかってきました。

サイトカインとは、免疫細胞同士の連絡や免疫細胞を呼び寄せたり、活性させたり、感染した細胞の周辺に炎症を起こし血流量を高めて免疫細胞を集まりやすくします。また体温を高めウイルスの活性を下げます。
しかし免疫が活性化しすぎて暴走すると、過度の炎症を引き起こしてしまい、新型コロナの場合重度な肺炎になり、命が奪われてしまいます。

なぜ暴走が起きてしまうのでしょうか?

それは、サイトカインの産生が続くと「IL-6アンプ」というスイッチが押され、サイトカインの放出が一気に増加し、炎症がまたたく間に広がってしまうからだそうです。

また、コロナ感染者の重傷者では、行きすぎた免疫反応の暴走にブレーキをかけるはずの【 レギュラトリ―T細胞 】が、減少していた事がわかっています。レギュラトリーT細胞は他のT細胞をコントロールする重要なもので、減少すると免疫反応の暴走をコントロールできなくなってしまいます。

レギュラトリ―T細胞が減少する原因は?

1、コロナウイルスがT細胞にも感染し減少している
2、不健康なからだや基礎疾患による免疫細胞全体の減少
3、レギュラトリ―細胞が多く存在する腸内環境の悪化

などが考えられています。

次回は免疫細胞を元気にして免疫力あげる方法をお伝えします。

この記事を書いた人

木村康